リフォーム知恵袋『床材の選び方』

更新2018.7.19 リフォーム知恵袋代表者コラム


ローリングの選び方


フローリングは仕上がりに大きく影響しますが、「色柄」以外は業者任せのお宅が多いようです。
あとから「こんなはずじゃなかった」とならないように基本的な特徴を押さえておきましょう。

 

 

 

板フローリング


最も一般的で種類豊富。

 

表面に薄い天然木を貼ったものが多い。

ひどい傷ができると下地が露出することも。

 

 

音フローリング


主にマンション用に使われるフローリング。

上記の合板フローリングの下に防音機能となっているクッション材が貼ってあります。

そのクッション材があるので、踏み心地がフワフワしています。

 

 

暖房用フローリング


床暖房を組み込んだタイプと、床暖房材の上に敷くタイプがあります。
最近は、どの種類も滑りやすくなっていますので、高齢者や子ども、ペットがいるお宅ではご注意ください。

 

垢フローリング


天然木の風合いが特徴で、素材の良し悪しが仕上がりの決め手となります。

傷も天然ならではの味になります。

ただし、狂いが出やすく比較的材料費・工事費とも高くなってしまうことが欠点です。

 

 

 

詳しくは以前紹介しました『無垢フローリング』をご覧ください。

 

材を選ぶポイント


 

床材は、快適性・機能・デザインの三要素を複合的に検討して選びたいものです。
快適性の重要なポイントは足触りと気候への配慮。

 

裸足で歩いたり直接床に寝転がったりする場合を想定すれば、自然の風合いが心地よいフローリングや、柔らかさと温もりを感じるカーペットなどが人気です。

また、冬と夏の気候が正反対の日本では、冬は温かみがあり夏は吸湿性の高い床材が最適です。
機能面のポイントは部屋の用途によって変わります。

 

キッチンなら耐水性や掃除のしやすさに重点を、高齢者がいれば滑りにくさへの配慮を、室内で楽器を鳴らすことがあるなら音が響きにくいことも重要です。
デザイン面では色を重視しましょう。

床を濃い目にして、壁、天井の順に色を明るくすると天井が高く見え、圧迫感が和らぎます。