更新2018.3.14 リフォーム知恵袋代表者コラム
壁面収納を作るとその分の床面積が減って部屋が狭くなると思われがちですが、部屋に家具をいくつも置くと奥行きや色に差が出て、かえって部屋がごちゃごちゃ見えることもあります。
壁面収納なら天井までいっぱいに作ることができるので、置き家具をいくつも利用するより見栄えがよく効率的でもあります。
よく言われるのは、トイレに奥行き10センチの壁面収納を作って文庫本やちょっとした小物を収納する方法です。
奥行きの薄いタイプなら、トイレのほかにも玄関ホールのすみや階段の踊り場などに設置しやすく、細かいものをしまうのに重宝します。
天井まで使えば大容量の収納スペースになります。
見た目の圧迫感が気になるなら、床を見せるように浮かせて取り付けることで部屋を広く見せることができます。
「あまりスペースはないけれど、とにかく洋服だけだけくさん収納したい」という時は、壁面収納を洋服ダンスにする方法があります。
洋服の収納には最低でも60センチの奥行きが必要だといわれますが、奥行きが45センチくらいしか取れない壁面収納でも、「収納パーツ」を使うことで洋服ダンスとして利用することができます。
下図のような「スライド洋服掛け」は、パイプを手前に引き出すことで奥のものも簡単に取り出すことができ、狭いスペースを有効活用するのに役立ちます。
また、洋服ダンスの扉は全開口型の折れ戸がおすすめです。
扉を開ければ一目で中の洋服を見渡すことができるので洋服選びに便利ですし、出し入れも簡単にできるでしょう。